理事長ご挨拶
都内の水環境は深刻な汚濁から改善し、都心への居住回帰や水辺の賑わいが戻ってきました。また往時の台風や豪雨による大規模な浸水被害を経験した者にとって、現在の浸水安全度は格段に向上してきていると感じます。
これらを地下で支えているのが東京の下水道です。24時間休むことなく働く下水道施設が都民生活の快適と安全・安心を支えています。
東京都の下水道普及率はおおむね100%で街のいたるところに下水道管が網の目のように張り巡らされています。この複雑かつ膨大な施設を安全性を確保しながら効率的に維持管理することは容易なことではありません。
下水道メンテナンス協同組合はこれら施設の維持管理を適切に進め、安全・安心・快適な都市活動を支えるために設立され、行政とともに40有余年にわたり活動を進めてきました。下水道管の詰まりや損傷に伴う道路陥没など下水道にかかわる問題に、いつでも!どこでも!速やかに!対処できる体制を整えるとともに、安全で効率的な維持管理をめざし技術向上に日夜努めております。
東京の下水道を守るエキスパートとして、行政と一体となり東京の水環境のさらなる向上のために貢献してまいります。
理事長 小川 健一